専門分野のある不用品回収業者は漏れなくメンテナンス技術を持っている

中古リサイクル雑記  |

リサイクルの原則は、古いものをそのまま引き継ぐのではなく、それをメンテナンスすることで寿命を延ばしたり復活させることで、必要な人に安価で受け渡すことになります。よって、専門性を持った不用品回収業者というのは、何かしらのメンテナンス技術を持っているものです。安く仕入れ、メンテナンス分利益を乗せて、市場に戻すということになります。

そのいい例がこちらの中古シザー買取専門業者です。美容師のシザーを買い取り、メンテナンスして中古として安く販売する業者になります。実は、美容師のシザーというものは、実はあまり知られていませんが一本数万円から高いものだと数十万円にもなります。美容師を辞めたり、新しいシザーを買い求めたり、手放す理由は人それぞれですが、これを一般的な不用品回収業者に任せてしまうと逆に処分手数料すら取られてしまうでしょう。なぜなら髪の毛以外には切れ味は大してよくありません。100円ショップで売っているようなハサミの方が一般的には使いやすいはずです。つまり、顧客を持っていなければ商売は成り立たないのです。

シザーのメンテナンスというのは実は研ぎになります。現役美容師でもたくさんの人の髪を切ることによって、シザーの切れ味は落ちていきます。これは研ぎ師に出して、研ぎ直しすることで使い続けていくのですが、中にはその期間の代用シザーが必要であったり、中古でも代用できるセカンドのシザーを必要とする美容師もいます。これがお客さんになるわけです。

まさにメンテナンスという技術により、需要と供給が結ばれ、リサイクルの輪が循環することになるのです。美容師のシザーリサイクルなんてその分野でお仕事している人しか分からないものですが、結構調べてみるとこういうニッチなリサイクル業社は知られてないだけで多いものです。是非、探してみてください。


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